2009 JMAN メイクフェスティバル
メイクの日恒例のスペシャルイベント「JMANメイクフェスティバル」が
5月9日、東京・青山スパイラルで開催されました。
記念すべき10回目を迎えた今回は、メイクアップコンテスト
「JMAN大賞」や映画とコラボレートしたメイクアップショーなど、
ステージを中心とした華やかなメイクイベントとなりました。
「若いメイクアップアーティストたちの作品発表の機会が少なくなった」という声を反映して、今年のメイクフェスティバルは、6年ぶりとなるメイクアップコンテスト『第5回JMAN大賞』を中心とした一日となりました。最終審査は、JMAN大賞ならではの「技術審査」と「ステージ審査」の2部構成。「技術審査」では、制作途中のメイクアップアーティストのテクニックを間近に見られるためか、会場は若い学生さん方の姿が多く、会場は華やいだムードに溢れました。今年2月の予備審査を通過した20作品完成し、ファッションショー形式のステージ審査も無事終了。しかし、いずれの作品も完成度が高く、審査員の先生がたを悩ませるほどの力作揃いで、本来はグランプリと準グランプリ、奨励賞の3作品をそれぞれ選出する予定でしたが、準グランプリを2作品に与えるといった結果になりました。また、今回は来場者の方々にも審査員になっていただく観客参加型のコンテストを採用したせいか、最後の結果発表まで大勢のお客様で賑わい、年に一度のメイクの日を思う存分楽しんでいただきました。
【JMAN大賞は刺激的ないい経験になりました!】
私たちにとってこのような大きな舞台でのコンテストは初めてで、出場することができる喜びと同時に不安も大きかったのですが、挑戦してとても価値ある経験になりました。自分達の持てる力全てを出せたことと、他の出場者の方の作品に刺激を受けて表現の幅を広げる機会を得ました。(JMAN大賞に初参加の大学生、小幡千恵さん)
▲小畑さん(One piece)のエントリー作品 「here&there」は、スポンサー賞を受賞
Congratulation!
周囲の温かい協力で掴んだグランプリ作品!
[JMAN大賞を終えて] 関野 里美
制作を始めたのは本番の1ヶ月前。参加するからには作品に隅々まで全力を注ぎ込みたいと、布1枚からの衣装制作がスタート。様々な方々のご協力でモデルさんが見つかり、たくさんの方々に温かいお言葉を頂きながら、限られた時間の中でいつも以上に制作に没頭することが出来ました。本当にありがとうございました。そして何より私を、出場させてくださり、応援してくださった職場の先輩方に、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
第5回JMAN大賞グランプリを獲得した関野 里美さんの作品「Ja’goo」(ジャグー)
詳しくは下記「記事1《PDF》」をご覧下さい
JMAN活動のもうひとつの 「顔」ともいえるのが、メイクによる 社会貢献活動です。メイクの日の第2部では、JMAN理事の小澤奈知子さんが自ら参加しているメイクアップのボランティア団体「メディカルカバーメイク.com」の活動をまとめた『カバーメイクの世界』を中心にスライドにまとめて発表。メイクアップが持っている、医療分野での潜在的なパワーを分かりやすく解説していただきました。
詳しくは下記「記事1《PDF》」をご覧下さい
毎回、新しいアイデアと表現で素晴らしい作品を発表してくれるメイクアップフォーエバーチームは、今年は映画『はりまや橋』とのコラボレーションステージ。従来とはうって変わった「和」の世界を見事なダンスと演出で表現し、満員の観客の目を釘付けにしました。
▲メイクアップフォーエバーチーム、バックステージの 様子。(左から、Hiroko、所夏美、イリヤ、スクーター)
詳しくは下記「記事1《PDF》」をご覧下さい
大阪では初めてとなるJMANメイクフェスティバルが
大阪樟蔭女子大学の小坂キャンバスにて開催されました。
開催の推進役となったのは、同大学の芸術学部被服学科化粧学専攻の
クラスで講義を行っている村澤博人教授(JMAN理事)。
当日は、数社のテレビ局なども取材に来る中、キャンパスでは
若い学生さんたちが中心となってメイクの日にふさわしい
様々なイベントが展開されました。
(※レポートは、同大学のホームページより転載させていただきました。)
現役の歌舞伎女形役者さんにお越しいただき、若い女性を演じる女形(おんながた・おやま)のお化粧を解説をまじえて実演いただきました。普段は見ることのできない楽屋の世界を垣間見ながら、若さや色気を演出するお化粧のポイントなど、興味深い講演内容が大好評でした。また、
お化粧後は、 日本舞踊の地唄舞(上方舞)を舞ってくださいました。美しい女性の動きの舞に参加者が魅了されました。
同大学の非常勤講師でる山崎比紗子さん(株式会社ヒサコネイル代表取締役)による講演が行われました。内容は、ネイルが日本に普及するまでの歴史やネイルケア・ネイルアートがもたらす癒しの効果、爪が教えてくれる健康状態など、非常に興味深い内容で皆さん自分自身の爪を確認しながら聞き入っていました。その後、解説を交えながら、同じく非常勤講師の安島由美子さんによるネイルアートのデモンストレーションが行われました。
本人、あるいはモデルが「ピエロ」に扮して、「21世紀のピエロ」をどういうコンセプトで演出したか、プレゼンテーションを行いました。コンテストではありましたが見て楽しい、参加して楽しいイベントとして好評でした。
「男と女 (Un Homme vs Une Fem-me)」と題された写真コンテストは、本人あるいはモデルが「ピエロ」に扮して、「21世紀のピエロ」をどういうコンセプトで演出したか、プレゼンテーションを行うもの。厳正な審査の後、表彰が行われました。
被服学科化粧学専攻3回生を中心に新しいセンスのメイクやネイルを提供しました。多くの方にご利用いただきました。誠にありがとうございました!
詳しくは下記「記事2《PDF》」をご覧下さい
年々、中国女性のメイクへの関心が高くなる、上海の「メイクの日」イベント。
上海でのメイクフェスティバルは、今年は「久光」というデパートの
イベントホールにて5月10日(母の日)に開催。
今回はデパートのコスメフェアーに参加した形式で、
JMAN の「メイク」の力を中国の女性に見て頂きました。
お客様にメイクサービスをする度に、綺麗になって嬉しそうに
鏡に向かってニヤニヤする様子を観る度に、中国の女性達だって、
自分のメイクはまだまだ未熟だけど、綺麗になるのは大好き!っと、確信しました。
また、2回のメイクショーは「東京トレンドメイク」と「赤」をテーマ華やかに行われました。
(JMAN理事 甲伊 さくら)