JMAN MAKE FESTIVAL

 


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最初のステージでは、日本で最も長い歴史を誇る化粧品メーカー、(株)伊勢半の澤田晴子代表と理事長の小林照子が登場し、化粧の原点とも言える「紅」をとり上げ、江戸時代から続く日本の化粧品の変遷を解説。猪口に入った紅や、携帯に便利な“板紅”そして工芸品のような当時の化粧小物などが紹介され、日本の化粧文化の深さを感じさせていただきました。

二人のトークショーに続いて、いよいよメイクアップステージがスタート!最初のステージは、大正モダンガールの再現です。レトロなテーブルや小道具で演出されたステージに1920年代の懐かしいBGMが流れると会場は落ち着いた大正時代のムードに包まれます。

3人のモデルとアーティストが登場し、メイキングが始まるとメイクアップショーならではの細やかな手の動きを見逃さないように、観客のみなさんの目が集中します。フィニッシュのタッチアップを終えて出来立てのモダンガールがフロアに降りると、会場は落ち着いた大人のパーティ気分に…。

続くステージでは、一変して現代のコスプレのメイキングショー。ボーカロイドのスーパースター、“初音ミク”のダンスミュージックが流れると現役のコスプレイヤーがモデルとして次々に登場。アーティストやサポート役を加えると20名近くがステージ参加するという、とても賑やかで楽しいパフォーマンスが展開されました。

そして、最後のステージはメイクフェス恒例(?)のメイクアップフォーエバーチームによるボディペインティングショーです。今回の作品テーマは“Evolution”(進化)。モデルとなったダンサーに描かれた、斬新な色合いのコントラストは、ミュータント(突然変異を起こした生命体)を彷彿させるほどの発色。これがメイクアップによるカラーとは思えないほどの鮮やかさを放っていました。

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全てのステージが終了し、グランドフィナーレが終わった後は、モデルさんや参加アーティストとお客さまとの記念撮影。この交流の時間が、メイクフェスティバルのいいところだと改めて感じました。

JMAN理事によるメイクアップ講座(和装・目力・美眉・開運)を1回受講できる仕組みを中心としてステージを進行。場内にはJMAN検定2級以上合格のメイクアップアーティストや地元名古屋で活躍する若手ヘア&メイクを配備して、ご受講の方々へ親切丁寧に接することに注力いたしました。その他、ステージではスターオブザカラー、骨盤ワークや笑いヨガのデモ、そしてJMAN理事3名からお化粧への思いを語り、締めくくりました。当会場のテーマである『みんなの輪・和・わ・ワハハ』そのままに、ご来場者の喜びや新発見、ご出店スタッフさんの快活さ、ステージ出演者のまごころと意気投合感が場内に満ちて、笑顔いっぱいのメイクフェスティバルになりました。既に来年の開催が待ち望まれている名古屋ですので、“メイクの日”に注目していただくべく、審美眼を持って誠実に伸展させていきたいと考えています。◎『メイクフェスティバル in NAGOYA』ダイジェスト動画公開中です
⇒ http://youtu.be/nm4eP78kBQU(レポート:メイクの日普及振興委員/楽山徳子)

 

 

2012年5月12日(土)、大阪樟蔭女子大学小阪キャンパス 7号棟 会館に於いて『第4回メイクの日 In Osaka』を開催しました。1つの会場にトライアルメイク、ネイル、ハンドマッサージのブースを設けそれぞれ学生が担当しました。午前中は来客も少なく少し学生は不安だった様ですがお昼前からはひとの波が途絶えることなく来られ、娘の様な孫の様な、又同世代の学生にメイクやネイル、ハンドマッサージに心から喜んで戴き満面の笑みをたたえブースを後にされました。その様子に学生達はメイクの力の素晴らしさを実感し更なるスキルアップに意欲を持ったとレポートしていました。また、セミナーは渡邉正人氏による「メイクアップの光と影の舞台裏」「ヌーヴェル インターナショナルコングレス」パリ大会の出場における光と影の舞台裏をメイクデモンストレーションを交え会場の興味を一心に集めた熱い講演でした。メイクコンテストはテーマは「アクティブ」 ヘアーメイクとトータルフアッションで表現します。メイク技術はもちろんの事コンセプトがしっかりと発表され非常に楽しいコンテストとなりました。また来年のコンテストが楽しみとなりました。
(レポート:大阪樟蔭女子大学被服学科 化粧学専攻教授メイクの日普及振興委員/タミー木村)